一口にWebサイトといってもさまざまな種類があります。目的に応じたWebサイトを作らないと本来の目的は達成できません。
ここでは、Webサイトの種類を紹介するとともに、それぞれの役割や制作のポイントについて解説します。
Webサイトの種類について
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、企業の顔となる重要な存在です。「ブランド認知」「イメージ向上」「信頼の獲得」を目指し、情報発信が行われます。また、社内向けにナレッジを共有するツールとして使用することも可能です。
コンテンツ例
- 会社概要
- サービス
- 商品の説明
- 採用情報
- 代表メッセージ
- 社員(役員)紹介
- 実績一覧
- IR情報
- CSR情報
- 取引実績
- 最新情報
- お問い合わせフォーム
制作のポイント
コーポレートサイトには、さまざまな人がアクセスします。
企業の事業や取り組み・サービスなどに関する情報を速やかにユーザーに伝えられるかがポイントです。さまざまな目的を抱えサイトに訪れてくれたユーザーの為に、その目的を叶える為の動線の設計とコンテンツが必要です。
ランディングページ
商品やサービスの購入・申し込みをしてもらうことがランディングページの目的です。インターネット広告やSEO対策で見込み顧客が検索するであろうキーワードで表示させてアプローチしていくのが一般的です。また、ランディングページは一般的に「1枚のWebページ」で構成されています。そのため、コーポレートサイトでは1つのサイトに複数のコンテンツを用意するのが一般的ですが、ランディングページではページ分けすることはあまりありません。
コンテンツ例
- 商品の紹介
- 商品を使うメリット
- メリットが得られる根拠
- 使用ユーザーの声
- 購入を検討する上で出てくる疑問とその回答
- 購入方法
制作するポイント
ターゲットを絞ることが1番の制作ポイントです。
「商品やサービスを必要とする顧客はどんな人なのか」という視点のもと、ターゲットとする顧客の年齢や性別・生活習慣、日頃感じている不安や不満などを考えた上で、ターゲットに刺さるキャッチコピーやターゲットが理解しやすいイラストなどを制作することが大切です。
プロモーションサイト
商品やサービスのプロモーションを行うサイトです。
サイトの目的としては「商品を知ってもらう」「商品に興味を持ってもらう」「商品を買ってもらう」の3つと言えるでしょう。
プロモーションの一環で行われるリアルイベントの告知がメイン目的の場合は「キャンペーン特設サイト」となり、キャンペーン期間中のみ運営されます。
コンテンツ例
- 商品の紹介
- 商品を使うメリット
- メリットが得られる根拠
- 使用ユーザーの声
- 購入を検討する上で出てくる疑問とその回答
- 購入方法
- イベントの趣旨
- イベント会場へのアクセス
制作ポイント
商品の特徴を前面に押し出していく必要があります。
この商品を購入すると…「こんないいことがありますよ!」「こんなお得なことがありますよ!」とアピールするわけです。
興味を持ってもらえるようにプロモーションで届けたいユーザー層へ向けたインパクトのあるコンテンツを作るのも1つの手。ページ遷移時のエフェクトをスタイリッシュにするなどして、訪れた人にワクワク感を与えることも大切です。
採用サイト
採用サイトは、人材採用を目的としたWebサイトです。社風に合った優秀な人材を獲得するためにも、ぜひ用意しておきたいサイトといえます。
コンテンツ例
- 会社概要
- 代表メッセージ
- 職種紹介
- 採用情報(福利厚生など)
- 採用フロー(スケジュール)
- 社員の声
- エントリーフォーム
- 問い合わせフォーム
制作のポイント
採用サイトを訪れるユーザーは、少なからずその企業に興味を持っているはずです。そうしたユーザーに自社の魅力をわかりやすく印象的に伝えるため、ビジュアルやコピーといった表現にもこだわりましょう。また、プロジェクトストーリーや座談会などの独自のコンテンツを開発することも重要です。
ECサイト
ECサイトとは、ネット上で商品やサービスを直接販売できるサイトのこと。
商品やサービスの購入に繋げて売上をアップさせることが目的です。
「いつでも・どこでも」でも買い物ができるため、今や企業活動においてなくてはならない販売戦略と言えます。
コンテンツ例
- 商品の機能について
- 商品の魅力について
- 価格を伝える為の商品ページ
- カテゴリ別の商品のページ
サイト機能例
- 商品を探しやすくする為の検索機能
- 決済機能
- 受発注管理機能
- 顧客管理機能
制作ポイント
サイトに訪れた人が、迷うことなく商品を探すことができ、そして商品を買えることが大切になります。
「欲しい物が探せない」「購入ボタンが分かりづらい」となった場合、ユーザーがすぐにサイトから離脱してしまう可能性が高まるからです。
そのため、「検索性の高さ」「回遊性の高さ」が大切になります。
ECサイトはその性質上、商品ページが大量に生成され大規模なサイトになりがちです。
そのため、サイト設計の段階で導線設計をしっかりと行うことが成功させるコツと言えるでしょう。